バ科学者のノート 2冊目

小説をただひたすらに書いていく

6 カジノの主

地下へと続く階段を、ハシモトを筆頭にルソー、ヤヨイと続いて降りていく
「ここ、闇カジノへの通路じゃないの?」
「ハシモト、我々はあくまでお金の借りどころを探すために移動してきたはずだったんですが」
「いいからついてこい。きっと驚くからよ」

やがて見えてきたドアに手をかけ、大きく開く
中は煌びやかな装飾の広い空間だった
ヤヨイが隠し持っていた地下室より広い
そこで人々は思い思いに賭けを楽しんでいた

「ハシモト、こんなところに何の用事なんですか」
「いいからいいから」
ハシモトは周りの遊戯に目も呉れず前に進む
やがて一つのテーブルの前でハシモトは止まった
そこには一人の女性が座ってる

「……!」
「えっ?」
その姿を認めた時、ルソーとヤヨイは驚いた

「紹介するぜ。この闇カジノの常連、マヨイ・ハヅキだ」
「お久しぶりです、ルソーさん、ヤヨイさん。それと、ハシモトさんも」