バ科学者のノート 2冊目

小説をただひたすらに書いていく

2016-08-25から1日間の記事一覧

70 語られるべき過去

奇異な目を向けられながらもハレルヤ家に到着したアイラは、居間のソファにハシモトを乱暴に放ると、いきなりそのすぐ近くに座っていたルソーの胸ぐらをつかんで引き上げた 突然の出来事にフブキと草香、そして夕食をごちそうになっていたヤヨイが驚いて動き…

【LWS創作】進みすぎた刻・3

「大黒屋さん」 日がすっかり落ちたというのに、彼は明かりもつけず、空を見るのを止めなかった 空に何の意味があるんだろう。何度も問いたくなったけど、僕は黙ってみてることしかできなかった 「皆、もう出ていきますよ」 今夜は革命の日。あの日の後そう…