バ科学者のノート 2冊目

小説をただひたすらに書いていく

2018-03-24から1日間の記事一覧

まさかの行方不明

「えっ、そっちにもきとらんの?」 真苅は驚いたような声で言う 鬼才の自警団の元を訪れたヘテロ一行は一度下上の客払いで帰されそうになったが、加原と藤塚が事務所内に入れてもらえた 「鬼才さんが変だなんて、そんなそぶりなかったですよね、リーダー」 …

27 動き出す時

「……ちっ」 『猿回し』は頭を抱えていた 『薬師』が死に、『匠』は重症。それだけで頭が痛くなる案件だった 「さ、『猿回し』様、これからどうするおつもりで」 二つ名を持つ殺人鬼は、これで殆どいなくなった 名前のない兵士を仕向けたとしても、一度たかだ…