バ科学者のノート 2冊目

小説をただひたすらに書いていく

とある死神の独白

おや、僕に持ってきてくれたのかい?
独り身に見えた?
残念、今は仲間待ちさ
でも、折角だからその林檎、頂くとするよ

君はここに来てどのくらい経つ?
……へぇ、まだ来たばかりか
だったら、一つだけ僕が教えてあげよう

君、仲間は大切にしなさい
時にむかつくことがあっても、仮初めじゃなくて、本当の仲間を見つけるんだ
僕はそれで後悔したことがあってね
気になるかい?
君には、まだ早い
なに、直ぐに分かることになるさ

おっと、迎えが来たようだ
君、経験を沢山積むんだよ
そして人生を全うして、僕らに聞かせてほしい
このセカイは、悪くないよ