バ科学者のノート 2冊目

小説をただひたすらに書いていく

プロローグ

誰かが私を呼んでいる
私の知ってる人なのだろうか
そっと歩いて手を伸ばす
しかし、その後ろ手を掴まれる

助けて
逃げようと走るけど、後ろの手は逃してくれない
いや、いや
私、もう――

がばっと起き上がる
時間は朝6時。朝日は既に昇っている
「……よかった」
彼女はぽつりとつぶやく

「あっ、朝食用意しなきゃ」
彼女は布団から出ると、普段着に着替えだした