バ科学者のノート 2冊目

小説をただひたすらに書いていく

プロローグ

あの日、世界の時計は突然壊れ、太陽が止まった

強制的に動く時計の針を信じる理由はどこにもない

そんなものに振り回される僕らの生活は

時計の針から解放されたように見えて

実際、それ以上の力で押さえつけられていた

五年前の大地震

三年前の飛行機事故も

どうでもよくなってしまうような

そんな世界に

僕はいた



「人形ハ、即刻排除セヨ」

逢魔ヶ刻に止まる刻