バ科学者のノート 2冊目

小説をただひたすらに書いていく

コワサレモノ(15日 解説追加)

触るモノなんでも壊してしまう女の子の話。
ところで私も今までにどれだけモノをこわしただろうか。
差別、ダメ、ゼッタイ
 


 
何も見えない眼鏡はいらない
何もできない私もいらない
くしゃり握った掌に
割れた破片が突き刺さる

同情なんて胸苦しいし
差別だって傷つくわけで
結局何が欲しいのか
その答えすら出てこない

ねぇ
私いったいどれほどの
モノを壊して来たんだろう

壊したくない
そんなもんじゃない
これだけの我慢も
むくわれない
形を崩した
モノなんて
数える事が
できるはずない

泣いてもいいかな
壊れたモノの為に
 

誰かを殺したわけじゃない
自分しか殺した事がない
なのにどうしてそんなにも
冷たい目で私を見るの

ねぇ
私いったいどれほどの
モノに嫌われてるんだろう

何が足りない
そんなもんじゃない
これだけの我慢も
もうできない
形をとどめた
モノなんて
指折ることが
できるはずない

笑っていいかな
愚かなモノの為に
 

ねぇ
私いったいどれほどの
モノを殺してきたんだろう

愛が足りない
甘いもんじゃない
あれだけの犠牲も
報われない
形が崩れた
モノなんて
私を笑う
ことなんてない
 

殺していいかな
嫌われモノの為に
 

以下、かなり鬱な解説↓
 
 
 
納得がいかないんですよね。
特出した能力さえも差別化することが。
きっかけはごく単純なもので。
自分もよくモノを壊すんです。
眼鏡は2回折りました。箸なんて数えきれません。
そうでなくても軽く触れるだけで壊れることもしばしば。
特別力があるわけでもないし支障がないのでよかったのですが、
ふとかんがえたのです。
 
もし、好奇の眼で見られたら。
 
いや、ね。現在進行形で精神病かかってるのもありましたけども。
現在進行形で好奇の目で見られてますけども。
きっと壊したくないモノまで壊して、モノが離れて行って。
最後には一番大切な「モノ」を壊してしまうだろうなと。
自分はそう思ったのです。
 
形にするまでにそんなに時間はかかりませんでした。
ただリズムを合わせれば完成しました。
曲にしてほしいけど、そんなこと頼めもしないのでここでひっそりと上げさせていただきます。
形式詩でもいいわけですしね。
 
 
お粗末さまでした。